お掃除のコツ
「お掃除のコツってなんですか?」
よく聞かれる言葉です。
お掃除のコツを書いた本。
これを使えば簡単に汚れが落ちました、というYouTube。
情報は、たくさんあります。
汚れは「科学的」に理解すれば落ちる。
汚れには、それぞれ落とし方がある。
家事代行として、
お客様のお宅の汚れを、きれいに落としたい。
そして、喜んでいただきたい。
そう思って、いろいろな本を読み漁ってきました。
けれど、読めば読むほど難しくなって、
正直、よく分からなくなってしまうこともありました。
テレビやYouTubeで見た通りに試しても、
同じようにできなかったり。
「本当に、奥のふか〜〜〜い仕事だなぁ」
そんなふうに感じながら、
ずっと試行錯誤しています。
ところが、ここ数ヶ月。
ふと、あることに気づきました。
「私、何か大切なことを忘れている気がする」
それは、なんだろう。
考えて、考えて、
行き着いたのは——
一番大切なことを忘れていたこと。
「掃除って、楽しいな」
「きれいになるって、気持ちいいな」
楽しいな。
気持ちいいな。
そう思いながらお掃除をしていると、
自然と、無心になれます。
ただただ強くゴシゴシしたら、可哀想。
「これくらいの力かな?」と、
手の感覚を確かめながら。
楽しみながら、感じながら、
ゴシゴシ、ゴシゴシ。
すると、夢中になっているうちに、
するする〜〜っと、落ちてくる瞬間があるんです。
それは、
「が〜が〜磨いて、傷だらけで可哀想」
そんな状態とは、まったく違います。
こんな話をすると、
少し不思議に思われるかもしれません。
でも、本当に感じるんです。
楽しくお掃除すること。
その場を大切にすること。
そうすると、汚れは
「ゆるんで」落ちてくれるような気がします。
だから、
「お掃除のコツってなんですか?」と聞かれたら。
私は、こう答えたい。
それは、楽しむことです。
その他のハウツーは、
検索すれば、いくらでも出てきますからね。
掃除が終わったあと、
「家だけじゃなく、気持ちも軽くなった」
そんな時間をお届けできたらと思っています。
